自律神経を整えるのに役立つ漢方って?漢方の力に頼ってみよう!

自律神経のバランスが乱れている方は、身体のさまざまな症状が出ているのではないでしょうか。肩こりや頭痛、吐き気、食欲不振など。実際、自律神経失調症という病気があります。出ている症状を改善していくために、漢方の力に頼ってみませんか?漢方で症状が楽になる人もいます。

漢方とは

漢方と聞くと漠然と中国を思い浮かべます。

そうです、漢方という名前は、それぞれ「漢」が中国、「方」が治療法を意味しています。

つまり、漢方とは 「中国伝来の医学」という意味になります。

言葉の通り、中国から伝えられた医学を基礎に日本人の体質や風土に合わせて独自で発展・進化をしたものが今の漢方になります。

漢方の特徴

漢方は、

  • 人間の身体も自然の一部
  • 人間は大自然の中の小さな宇宙

という考え方が基盤にあると言われています。

人間も自然の一部ということになります。

つまり、人も自然と同じように機能していて、すべては連動していると考えられています。

漢方は、局所的な見方をせず、全体的、総合的な見方をして治療を行っていきます。そのため、自律神経を整えるのに効果的だと言われています。

漢方では、一部だけではなく、原因や症状、体質、顔色、下の色、手の温度など、その人全体を診て治療していくことになります。

「漢方は、病気ではなく病人を診る」という言葉があるほどです。

現代使われている漢方薬のほとんとは、2種類以上の「生薬」を組み合わせて作られたものになります。

生薬とは

生薬とは、植物の茎や根、貝殻や鉱物などの薬効成分をもった自然素材のことを言います。

漢方では、これらを自然素材したり、塩水につけたり、干して乾燥したりして使用されています。

自律神経とは

自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器など、私たちが生きていく上で非常に大切な調整をしています。

そして自律神経は、文字通り「自律」している神経のため、意識しなくても勝手に動いてくれています。

起きているとき、動いているとき、食べているとき、寝ているときと24時間休まず、働いています。

さらに、自律神経はシーソーのような関係にあり、一方が働いていると、もう一方は休んでいる状態になります。

自律神経は働き者と言えます。私たちがオギャアと産まれて、この世を去るまで休みなく働いています。

最近は、この自律神経のバランスが崩れている人が多いと言われています。

それは、現代はストレス社会とも言われているくらいストレス過多の生活を過ごしている人が多いからです。

あなたのストレスはどうですか?自律神経を整えるために何ができるか考えていきましょう。

ストレスと自律神経の関係

ストレスと自律神経は切っても切り離せない関係にあります。

それは自律神経の1つ、交感神経とストレスが関係しているからです。

交感神経の特徴をみていきましょう。

交感神経とは

交感神経は活動神経とも言われています。

交感神経は、

  • 活動しているとき
  • 興奮しているとき
  • 緊張しているとき
  • ストレスを感じているとき

に優位に働いています。

活動神経なので、基本は動いているときと考えられますが、感情面のストレスも関係しています。

そのため、日常生活で、仕事や通勤、家事、育児、親子関係や友達関係、ママ友などの人間関係などで強いストレスを受けている人は交感神経が優位になりがちです。

交感神経が優位になってまうと、副交感神経の働く時間も少なく結果的に自律神経のバランスが乱れてしまいます。

反対の作用がある副交感神経も見てみましょう。

自律神経を整えるために、交感神経が優位な人は副交感神経が優位になるようにしていきましょう。

副交感神経とは

副交感神経は休息神経とも言われています。

副交感神経は、

  • 休息しているとき
  • 回復しているとき
  • 睡眠中
  • リラックスを感じているとき

に優位に働いています。

休息神経なので、基本は休んでいるときと考えられますが、感情面のリラックスも関係しています。

そのため、交感神経とは逆で、日常生活で、仕事や家事をせず、人間関係なども面倒などと感じ、動かず朝も昼も夜も引きこもって休んでいるとリラックス状態が過多となり、これはこれで自律神経のバランスが乱れてしまいます。

おそらく毎日が休日だと、身体も心もだらけてしまうのではないでしょうか。

例えば、夏休みや冬休みなどに夜更かしが続くとどんなことが考えられるでしょう?

  • 朝起きられなくなる
  • 昼過ぎに起床
  • 朝ごはんも昼ごはんも食べない生活
  • 食事は夕飯の1回のみ
  • お菓子やスナック、ジャンクフードが多くなる
  • 運動の機会が減る
  • 夜にスマホやパソコン、TVなどを遅くまでみている

など、まさに昼夜逆転のような状況になってしまうのではないでしょうか。

このように副交感神経が優位になりすぎても自律神経が乱れてしまう場合があります。

自律神経を整えるために、副交感神経が優位な人は交感神経が優位になるようにしていきましょう。

交感神経、副交感神経のいずれにしても自律神経のバランスが整っていないと「自律神経失調症」という病気になってしまう可能性が高まります。

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、自律神経が乱れて、さまざまな症状が起きてくる病気のことを言います。

自分では、なかなかコントロールできないストレスや症状に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

自律神経失調症を治すには、自律神経を整えることが必要になります。

自律神経失調症の原因は、未だにはっきりしていないことが多いのです。症状も人それぞれですし、原因も人それぞれです。

ただ主な原因はストレスだと言われています。他にも、生活習慣の乱れや環境の変化とも言われています。

自律神経失調症の主な原因

  1. ストレス
  2. 生活習慣の乱れ
  3. 環境の変化

原因がはっきりわかっていないということは、前述したように、「漢方は、局所的な見方をせず、全体的、総合的な見方をして治療を行っていく」というように漢方の治療が自律神経失調症の方には向いていると思いませんか?

そのためか、自律神経失調症を改善する方法はいろいろありますが、その中でも、最近は自律神経を整える効果がある、漢方が注目されています。

自律神経を整えるのに効果のある漢方

自律神経を整える目的の漢方は、「体質改善の漢方」になります。

自律神経を整える漢方を紹介します。

症状別の漢方をまとめてみました。

  • 不眠症、イライラ、腹痛、精神的な胃の痛み・・・四逆散(しぎゃくさん)
  • 不安感、イライラしやすい・・・紫湖加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつごれいとう)
  • 冷え性、動悸、抑うつ、めまい・・・半夏暑朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 不安定な心、神経質、体力がない・・・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいかりゅうこつぼれいとう)
  • 頭痛、イライラ、更年期障害・・・桂枝ぶくりょう丸(けいしぶくかりょうがん)

主に、挙げられる漢方ですので、参考にしてみてください。

漢方は、症状や体質、体格などによっても違ってきますので、自分に合っていると思うものを試してみましょう。

また漢方は、自分に合っているのか合っていないのか分かる目安が3か月と言われています。長い目で、試してみましょう。

今は、どれも飲みやすくなっていると思いますが、味も少し苦味のあるもの、辛味のあるもの、甘みのあるものなどさまざまです。

にが〜い漢方の経験

私も、漢方を試したことがあります。その時、原因不明の体調不良や疲労感、下痢や便秘、頭痛などいろいろな症状に悩んでいました。

そして、その時の漢方は薬局や病院ではなく、中国人の漢方医に診察を受け、漢方を処方してもらいました。

診察は、問診から始まり、目の色、下の色、体重、手や足先の温度(の確認?かその先生は私の手も足も握っていました)などを診てくれました。

問診も私だけではなく、家族の体質、仕事内容、仕事の時間帯、仕事に満足しているか、ストレスはないか、恋人はいるのか、夫はいるのかなどなど、初診なのに、かなり「え〜これプライベートな質問だな〜」と思うようなことも質問されました。

そして処方してくれた漢方は液体のものでした。パックになっていました。先生が「多少辛くても大丈夫?」と言われ、「大丈夫です」と答えたのが失敗でした。

家に帰って、言われた通りに飲んでみると苦いの苦いの、もう鼻をつまんで無理に飲み込んだという感じでした。

1日、2日はきちんと飲めましたが、その後は続きませんでした、、、。原因は苦味のためにでした。どうしても飲むことが出来ませんでした。

飲むと余計に気持ち悪くなってしまったのです。本当に本末転倒な体験でした、、、。

このように、液体の漢方は苦味のあるものも、ありますが、最近は粉末で飲みやすくなっていると思います。それでも、口当たりの良いもので、あなたに合ったものを試してみましょう。

私のように、続かなかったら、漢方を飲む意味がありません。味や金額を含めて、無理せず継続できる漢方を選びましょう。

自律神経を整えるには

自律神経を整えるには、

  • 規則正しい生活
  • 適度な運動をする
  • 漢方を試して見る

などを意識して、生活習慣全体を見直していきましょう。

自律神経を整えるのは、まず、普段の生活スタイルを整えることが重要になります。

具体的に生活を整えるということは、

  • 食事(時間やバランス)を整える
  • 睡眠(時間や質)を整える

そして、

  • 自律神経を整えるにはストレスをうまく発散させよう
  • 自律神経を整えるにはストレスをうまく付き合おう
  • 自律神経を整えるにはストレスに強くなろう

というように、自律神経を整えるには、生活習慣の見直しと同時にストレス対策もしていきましょう。

自律神経を整えるのに漢方が良いと聞いて漢方に頼りっぱなしではいけません。

漢方はあくまでも、自律神経を整えるために、「まずは、補助的なもの、後押しするもの」というくらいに考えておきましょう。

その上で、自律神経のバランスを整えるのに、漢方は大変効果的と言われています。

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