汗腺を鍛えたい方は、交感神経を促進すると良い??

汗が出ない、汗が出にくい、汗が大量に出て困る・・・など汗の悩みは多くあります。汗は、毛穴から出ているように思いますが、実は皮膚の下の汗腺と呼ばれるところが関係しています。またこの汗腺は、自律神経の1つである交感神経が促進することによって鍛えることが出来るのです。

汗腺とは

子供の頃は、よく汗をかいたと思います。

汗をかくことは、ごく自然な生命現象になります。

汗は毛穴から出ていると思われていますが、実は皮膚の下にある汗腺という場所から出ています。

汗腺は皮膚腺の1つです。

汗腺は、汗をつくり、皮膚の表側に分布して、体温調節の作用と規模は小さいですが排泄作用の役割がある腺になります。

汗腺の数と分布

それでは、汗腺は私たちの身体のどこに、どれくらいあるのでしょうか。

私たちの汗腺の総数は、約300〜400万個と言われています。また全ての汗腺が活動しているわけではありません。

汗をかく機能がある汗腺の数は、平均230万個と言われています。また汗腺には個人差があり、環境や温度によっても多少変化します。

〜活動が活発な汗腺〜

活動が活発な汗腺の分布密度は、個人差はありますが多い順から

  1. 前額
  2. 足底
  3. 手のひら
  4. 手の甲
  5. 足の甲

となっています。

逆に汗腺の分布密度が少ない部位は、

  • 大腿部
  • 臀部
  • 腹部
  • 背部
  • 前胸部

となっています。

汗腺に関して、汗をかくことは、生活環境や心理状態が関係しているために個人差が大きくあります。

汗腺の種類について

汗腺は、大きく分けて2種類あります。

  • エクリン汗腺(小さな汗腺)
  • アポクリン汗腺(大きな汗腺)

となっています。

エクリン汗腺とは

エクリン汗腺とは、運動した後や、暑い日に汗をかいた後などに自らの体温を下げようとする役割があります。全身にある汗腺になります。

よく言われる手汗ですが、手のひらの汗もこのエクリン汗腺から大量に発汗されることによって起きています。

そしてエクリン汗腺からの汗成分の99%は水です。水なのでさらっとしていて蒸発しやすく、匂いもありません。

私は子供の頃、そろばんを習っていました。その頃よく手汗をかきましたが、確かにさらっとしていて、匂いもありませんでした。

アポクリン汗腺とは

アポクリン汗腺は、脇の下や乳首、陰部など部分的に集中している汗腺です。

アポクリン汗腺から出る汗は、エクリン汗腺と同じ水溶性ですがドロッとしている感じがあり、エクリン汗腺の汗と違い、匂いがあります。

それは、男性、女性らしさであるフェロモンの役割も果たしているために、特有の匂いがあるのが特徴です。

アポクリン汗腺から出る汗成分は、脂質・タンパク質・アンモニアなどを含んでいるために、細菌が繁殖しやすいい状態であり、これが汗特有の匂いの原因になっていると言われています。

汗腺と交感神経

汗腺については述べましたが、交感神経って何?と思う人も多いでしょう。

交感神経について、おさらいしましょう。

交感神経とは、自律神経の1つです。

自律神経とは、私たちが生きていくために欠かせない心身の機能の調節を無意識に調節している神経になります。

無意識というところがポイントです。手足は、上げたり下げたりなど意識的に動かすことが出来ます。

しかし、心臓の速さはどうでしょう。意識して動かしていませんね、動いている間も寝ている間も意識しなくても勝手に働いてくれています。

これは、自律神経が心臓を動かしてくれているからです。自律神経さまさまと言えるでしょう。

同じように、胃腸の働きもそうです。口から食べ物を食べると、自動的に胃で消化し、腸の方に向かっていき栄養を吸収してくれます。不要なものや吸収しきれなかったものは、便として体外に排出されます。

呼吸もそうです。呼吸は起きている間であれば、ある程度意識して呼吸の深さや速さを意識的に調節できます。しかし、夜間寝ている時はどうでしょう。

寝ている時は、意識して呼吸していませんね。睡眠中も24時間、自律神経が働いてくれているので呼吸が自動的に行われています。

汗も体温の上昇に合わせて勝手に分泌されます。このように、自律神経が作用しているおかげで私たちは生きていけるのです。

自律神経には2種類あります。交感神経と副交感神経です。

交感神経とは

交感神経とは、別名、闘争神経とも呼ばれています。交感神経は、緊急時やストレスを感じた時に促進されます。

交感神経が促進されると、身体もココロも活発になります。

交感神経が促進される状況

交感神経が促進される具体的な状況としては、

  • 緊張している
  • 興奮している
  • 激しい運動をしている
  • 仕事を頑張ってしている
  • 恐怖や危機を感じている
  • ストレスを感じている

ときなどに、促進されます。

厄介なことに、交感神経はストレスによっても促進されてしまうのです。そのために、ストレス社会に生きる私たちは、日々の些細なストレスから交感神経が促進されやすい状況にあります。

このために、交感神経が必要もないのに促進されて、バランスが崩れてしまい、いろいろな症状の原因になっています。交感神経が促進した状態が長く続いたり、促進されすぎるのは、健康に良くありません。

副交感神経とは

副交感神経とは、別名、リラックス神経とも呼ばれています。交感神経とは、真逆の作用のある神経です。

副交感神経は、心身を休めて回復させる、メンテナンスの役割を担う神経です。

副交感神経が促進される具体的な状況としては、

  • 休んでいる
  • 回復している
  • 睡眠中
  • リラックスしている

ときなどに、促進されます。

私たちは、ストレス過多の生活からどうしても交感神経が促進されやすいために、副交感神経の働きは低下しやすくなっています。

副交感神経が十分に促進されない状態が続くと、身体もココロも回復せずに次の日を迎えるこことなり、いろいろな症状が起こりやすくなっています。

自律神経の話しはここまでにして交感神経と汗腺の話しに戻りましょう。

交感神経と汗腺

私たちは、どのようなときに汗をかきますか?どうですね!

運動したときや気温が高くなったときですね。身体が暑い〜と感じると、自律神経の1つある交感神経が促進します。

また、汗は運動や気温のほかに、精神的な緊張や味覚刺激によっても促進されます。

交感神経が促進されると、エクリン汗腺に体温を下げて〜という指示が出ます。

その指示を受けたエクリン汗腺は、血管から血液成分を受け取って、ろ過します。

そして汗の成分だけを身体の外に放出することで、汗と一緒に表皮から熱をにがすことで体温を下げようと働いています。

交感神経と副交感神経のバランスが保たれていると、汗腺の状態も良好に保たれています。

しかし、交感神経が促進される状況が長く続いたりして自律神経のバランスが崩れると暑くもないのに、交感神経の促進により汗腺が刺激を受け大量に汗が出るというように汗腺にも影響してしまいます。

汗がかきやすいだけではなく、体温調節がうまくできなくなって、ほてりやのぼせ、冷えを感じたりもします。

他にも、交感神経が促進されすぎて、夜眠れない、眠りが浅い、疲れが取れない、眠った気がしない、何度も目がさめるなど、睡眠障害につながってしまいます。

交感神経の促進から自律神経のバランスが乱れてしまい、様々な不定愁訴に悩む人が多くなっています。

汗で悩む人は、汗腺の機能を正常に保つためにも、自律神経を整える生活を心がけましょう!

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