女性ホルモンにも影響あり。交感神経、副交感神経が優位な状態

女性の健康にとって、大切な女性ホルモン。交感神経、副交感神経のどちらが優位になっていても良いバランスは保てません。女性ホルモンは、女性らしさに潤いをもたらしたり子孫を残す役割なども担っています。女性ホルモンのバランスを整えて、毎日活き活きと過ごしていきましょう。

女性ホルモンとは

女性ホルモンとは、女性の一生を通じて肌や身体、心や脳にまで様々な影響を与える物質の総称になります。

女性ホルモンには、

エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあります。

エストロゲンは卵胞ホルモンとも言います。

プロゲステロンは黄体ホルモンとも言います。

この2つのホルモンは、私たちの体の中で増えたり減ったりを繰り返しています。

具体的には毎月の生理、月経を考えると分かりやすいです。

生理前になると、イライラしたり、体調がおかしくなったり、食欲が増したりしませんか?

生理後は、なんだか肌の調子が良かったり、気分も晴れたりしませんか?

これらは、2つの女性ホルモンが関係しています。

それでは、それぞれのホルモンを詳しく見ていきましょう!

〜エストロゲン(黄体ホルモン)の役割〜

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、「美のホルモン」とも呼ばれています。

大きく言うと、「女性らしさ」を作ります。

エストロゲンというホルモンは、

  1. 乳房を発達させたり、女性らしい体型にする
  2. 妊娠や出産に適した体型にする
  3. 女性らしい声や肌をつくる
  4. 子宮や卵巣、膣などの女性器を発達させる
  5. ホルモンが分泌されることで排卵のきっかけにもなる
  6. 受精しやすい環境をつくる
  7. 生理周期に合わせて子宮内膜を厚くする
  8. 新陳代謝を促す
  9. 骨や血管を丈夫にする
  10. 記憶力をアップさせる

などの働きがあります。

うるおいのある髪や肌を作り出してくれることは、女性が興味のある美容面にとって大切なホルモンになりますね。

〜プロゲステロン(黄体ホルモン)の役割〜

一方のプロゲステロンというホルモンは、「妊娠のホルモン」や「母のホルモン」とも呼ばれています。

大きく言うと、妊娠を維持します。

プロゲステロンというホルモンは、

  1. 妊娠を維持する働きがある
  2. 子宮内膜をさらに厚くする
  3. 卵胞の発育を抑制する
  4. 皮脂分泌を活発にしたりする
  5. 水分を溜め込む、むくみの作用がある
  6. 新陳代謝を遅らせる

などの働きがあります。こちらはエストロゲンに比べると皮脂分泌の増加やむくみの作用があったりと、あんまり嬉しくないホルモンに思いますね。

でも、これは妊娠や出産に欠かせない要素になっているのです。

女性ホルモンと自律神経

エストロゲンは、排卵前までに分泌量がピークになり、排卵後にはプロゲステロンが増えていきます。

この2つのホルモンが脳からの指令を受けて卵巣から分泌されて1ヵ月サイクルで月経が起きます。

この「脳からの指令を受けている」ということがとても重要で、この指令によって女性ホルモンのバランスが左右されています。

1か月の月経サイクルの中で月経期、卵胞期(エストロゲンが多い時期)、排卵期、黄体期(プロゲステロンが多い時期)それぞれで脳と卵巣のやり取りを密に行っています。

自律神経も同じように、脳からの指令を受けて密に関係しています。

自律神経とは、どのような神経かと言いますと、

私たちの意思とは関係なく、自律して働いている神経になります。

朝から夜、睡眠中も24時間、何も意識しなくても勝手に働き、さまざまな臓器や器官の調整をしています。

さて、この自律神経はどのように作用しているのでしょうか?

前述したように、脳からの指令によって働き、全身に作用しています。

脳を、大きく3つに分けるとすると、大脳、小脳、脳幹の3つに分けることができます。この内の脳幹の中に、視床下部という部分があります。

この視床下部が自律神経に直接、指令を送っています。

自律神経も女性ホルモン分泌の指令も両方とも、脳が関わっています。

このように脳が関わっているため、ストレスや生活習慣の影響も受けやすくなっています。

交感神経が優位だと

交感神経とは、活動神経とも言われています。私たちが主に日中、動いているときに優位に働いています。

交感神経は、

  • 活動(仕事、通勤、家事、試験勉強など)しているとき
  • 緊張しているとき
  • 興奮しているとき
  • ストレスを感じているとき

に優位に働いています。

私たちは朝、太陽が昇ると光を感じ、起床し動き始めます。

太陽の昇降と同じ時間に行動している少ないでしょうが、夜勤などしている人を除き、ほとんどの人は朝に起きて行動していると思います。

仕事が終わって帰宅してゆっくりとリラックスするまで、通勤、仕事、買い物など活動しています。その間は交感神経が優位になっています。

副交感神経が優位だと

副交感神経とは、休息神経とも言われています。私たちが主に夜間、休んでいるときに優位に働いています。

副交感神経は、

  • 休息(睡眠、昼寝、仕事や家事の合間の休憩など)しているとき
  • 回復しているとき
  • リラックスしているとき

に優位に働いています。

私たちは夜、太陽が沈み、光を感じなくなると明日の活動に備え、休息し始めます。夕飯を食べたり、お風呂に入ったり、布団に入ったりと休息の準備を始め、睡眠に入ります。

仕事が終わって帰宅してゆっくりとリラックスしている時間や睡眠中から朝、目覚めるまで、身体は休息、回復しています。その間は交感神経が優位になっています。

夜勤は身体に良くない?

夜勤は身体に良くないと聞いたことはありませんか?

それは、交感神経と副交感神経のバランスを乱すからです。

夜は本来、休息神経である副交感神経が優位に働きます。

翌日の活動のためにも、副交感神経を優位にし、心身を回復させます。

しかし、夜勤は夜に活動する、交感神経と優位にさせるという逆の現象になっています。

私たちヒトは、夜行性ではありませんので、夜勤は身体に良くないのです。

夜勤が終わると吐き気や頭痛におそわれたりして体調を崩すのも、交感神経、副交感神経のバランスが崩れているからです。

夜勤は仕事のため止む終えない方もいるでしょう。夜勤前後の過ごし方を見直し、自律神経のバランスの崩れが大きくなりすぎないように気をつけましょう。

特に、妊活や不妊治療をされている方は、なるべく夜勤をしないほうが良いでしょう。

上司に相談して、勤務体制などの見直しを行いましょう。

どちらが優位でもなく、バランスが大切!

女性ホルモンや交感神経、副交感神経も、バランスが大切になります。

そして、交感神経はストレスも関係しています。現代はストレス社会とも言われているほど、ストレスの多い環境で生活しています。

日常的にストレスが多いと、交感神経が優位になり、ゆったりと休息できません。

逆に、朝も昼も夜もと一日中、布団の中でゴロゴロして休んでいては、副交感神経が優位に働きすぎると気分がふさいでしまい、抑うつ傾向になったり、運動不足から便秘になってしまったりします。

さらに、ストレスは女性ホルモンの分泌にも影響を与えます。

日常のストレスを全くゼロにするのは難しいので、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

健康的に過ごしていくには、何事もバランスが大切になってきます。

一例ですが、朝日をしっかり浴びて動き出し、夕日が沈む頃にはゆっくりリラックスできるような生活スタイルが出来るのが理想的であります。

女性ホルモン、交感神経、副交感神経である自律神経のバランスを整えることは、健康な身体をつくる基本になります。

適度な運動、ストレス発散、リラックスタイム、栄養バランスのとれた食事、生活習慣、仕事スタイルなどを見直し、毎日、健康に過ごしていきましょう!

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